報恩講厳修いたしました。

朝から晴れたり降ったりの落ち着かない天候でしたが、昼の座、夜の座ともにたくさんの方がお参りくださいました。報恩講は親鸞聖人のご命日にちなんだ、浄土真宗の寺院の一番大きな法要です。西明寺ではこの一年の物故者追悼法要を併修しておりますので、亡き方をご縁に初めてお寺の法座にお参りになる方もいらっしゃいますが、ご講師はそういった方にも聞きやすいお話をしてくださいます。

浄土真宗は他力（阿弥陀様のお力）の救いを説きますが、自分が救われることだけではなく、同じく他力のうちにある他人とともにお育てに遇うことも大切であり、お寺という場に参って自分が仏法を聞くことは、ほかの誰かをお参りしやすくする行為でもあります。それぞれがお互いにいい影響を与えられるように努めたいものです。