大阪市港区西明寺 住職のひとりごと4
2019/07/15
児童虐待についての講演会でいただいた冊子に、しつけと虐待の違いについて書かれていました。
親子の間に安心感と信頼感がある時は少々きびしくしつけても大丈夫ですが、それがない時はきびしいしつけは虐待となります、と。親子の間に安心感と信頼感が育ってはじめてしつけができる、とありました。
安心感と信頼感を育てる責任はひとえに親の側にあります。子どもが歩み寄ってくれない、耳を傾けてくれないと愚痴らず、子どもの気持ちに寄り添うことから始める必要があります。子どもが何を求めているのか、親の側が知る努力をしなければなりません。
それを怠って親の価値観をもとにしつけようとすることが虐待につながります。